伊予鉄の電車・バス全線で全国交通系ICカードが利用可能に!愛媛の移動がより便利に
愛媛県松山市を拠点とする伊予鉄グループの電車・バス全線で、2025年3月18日から全国交通系ICカードが利用できるようになりました。これにより、地元住民や観光客にとって、より便利な移動手段が提供されることになります。

全国10種類のICカードに対応
これまで伊予鉄では独自のICカード「ICい~カード」が使われていましたが、今回の導入により、「ICOCA」「Suica」「PASMO」など、全国で利用できる10種類の交通系ICカードが使用可能になりました。
伊予鉄グループはJR西日本と連携し、総額20億円をかけてシステムを導入。カード決済に加えて、「モバイルICOCA」などのスマホによるタッチ決済にも対応し、利便性が大幅に向上しました。
観光客にも嬉しい変化
全国交通系ICカードの累計発行枚数は2億枚以上。これまで愛媛を訪れた観光客は、伊予鉄の電車やバスに乗る際に「ICい~カード」を別途購入する必要がありました。しかし、今回のシステム導入によって、普段使っているICカードをそのまま使えるようになり、乗り換えがスムーズになりました。
地元の学生からも「県外に行くときにICOCAを使うことが多かったので、愛媛でも使えるようになるのは便利」という声が上がっており、待ち望まれていた変更であることがわかります。
ICい~カードのサービス終了へ
今回の全国交通系ICカードの導入に伴い、伊予鉄独自の「ICい~カード」のサービスは2025年9月末で終了予定となっています。そのため、今後は全国共通のICカードへの移行が進められます。
また、同日から「WEB定期券サービス」も開始され、これまで窓口で購入していた定期券をオンラインで購入できるようになりました。忙しい人にとっては、よりスムーズに定期券の更新ができる便利なサービスとなるでしょう。
これからの伊予鉄に期待!
伊予鉄の河野智臣専務は、「地域住民はもちろん、愛媛を訪れる観光客やビジネス利用者の利便性を向上させ、交流人口の拡大に寄与したい」とコメントしています。
全国交通系ICカードの導入により、愛媛の公共交通がさらに便利になり、県内外の移動がスムーズになることが期待されます。観光やビジネスで訪れる方は、ぜひお持ちのICカードを活用してみてください!